災害看護

災害看護

心得ておきたい基本的な知識

 第3版

著者名:小原真理子 酒井明子 監修/齋藤正子 板垣知佳子 編集

出版社:南山堂

出版年月:2019年03月


書籍 新刊

ISBNコード:9784525502539

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価格:¥3,080(税込)

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目次情報 内容紹介 推薦人

第1章 災害看護の歴史,現状,課題
 A 災害の歴史に学ぶ災害看護
  1.日本における災害対策と医療の歴史
   a)戦前における日本の災害対策
   b)戦後における災害医療の基盤づくり
   c)阪神・淡路大震災以降における災害医療と看護の発展
   2.災害で活躍した看護職
   a)1888(明治21)年の磐梯山噴火と1890(明治23)年のトルコ軍艦遭難事件
   b)1891(明治24)年の濃尾地震と1896(明治29)年の明治三陸大海嘯
   c)1923(大正12)年の関東大震災
   d)1959(昭和34)年の伊勢湾台風と1985(昭和60)年の御巣鷹山日航機墜落事故
   e)1995(平成7)年の阪神・淡路大震災,地下鉄サリン事件
   f)2011(平成23)年の東日本大震災
   g)2016(平成28)年の熊本地震

 B 日本および世界における災害と救援活動
  1. 日本の災害・防災対策・救護活動
   a)日本の災害
   b)日本の防災対策
   c)日本の災害救護活動の現状と課題
  2.世界の災害・防災対策・災害救援
   a)世界の災害
   b)国際的な視点からみた防災対策
   c)国際救援活動の現状とあり方

 C 災害看護の発展と今後の課題
  1.災害救援の国際的組織と活動
   a)世界における救護団体の設立
   b)赤十字の組織
   c)NGO
  2. 看護専門職と災害看護
   a)期待される災害看護
   b)災害時における看護専門職の組織活動の経緯

第2章 災害と災害看護に関する基礎知識
 A 災害の定義,災害の種類と疾病構造,災害医療
  1.災害の定義
  2.災害の種類と災害サイクル
   a)災害の種類
   b)都市型災害と地方型災害
   c)災害サイクルと時期
  3.災害の種類別の疾病構造
   a)自然災害
   b)人為災害
   c)産業事故/CBRNE災害
   d)放射線事故
  4.災害時の外傷
   a)災害時の外傷の種類
   b)汚染創傷への対応
   c)クラッシュシンドローム(圧挫症候群)
  5.災害関連死の実態とその対策
   a)災害関連死とは
   b)災害関連死の特徴と発生場所
   c)災害関連死の発生機序
   d)防ぎ得た災害死
   e)災害関連死を減らすための取り組み(注意点)
  6.感染症と対策
   a)災害時にリスクの高い感染症とその対策
   b)流行の早期発見
   c)集団災害時の感染予防法の啓発
  7.災害医療
   a)わが国での災害医療体制の整備
   b)災害医療と救急医療の違い
   c)災害時の速やかな医療体制の確立
   d)局地型災害と大規模広域災害の医療対応の違い
  8.トリアージ
   a)トリアージの目的
   b)トリアージの考え方
   c)トリアージの実施者
   d)トリアージの区分(カテゴリー)
   e)トリアージの実施場所
   f)トリアージの手法
   g)予後絶対不良傷病者に対するトリアージの優先順位
   h)トリアージタグの構造
   i)トリアージタグの記載の仕方
   column トリアージにまつわるケアリング
   column 黒タグの記載に関する課題―JR福知山線列車脱線事故の事例から―

 B 災害看護とは
  1.社会現象にみる災害看護の必要性
  2.災害看護の定義
  3.災害看護の対象者
  4.災害看護の役割
  5.災害の時期と活動場所に応じた災害看護の役割とその解釈
   a)「救命救急医療と療養環境の整備」の役割
   b)「被災者のこころのケア」の役割
   c)「避難生活の整備と各機関との連携」の役割
   d)「要配慮者の健康および生活の支援」の役割
   e)「復興に向けての支援」の役割
   f)「病院防災力の備え」の役割
   g)「地域防災・減災力の備え」の役割

 C 災害サイクル別にみる看護の役割
  1.災害サイクル別にみる看護の役割と活動内容
   a)災害サイクル
   b)急性期の看護活動(発災〜1週間)
   c)亜急性期(1週間〜1か月程度)の看護活動
   d)慢性期(1か月〜数年)・復興期(〜数年にわたる)の看護活動
   e)静穏期の看護活動
  2.災害サイクル別にみる医療現場と生活の場の支援内容

 D 災害看護活動における倫理と心構え
  1.倫理原則
   a)善行と無害の原則
   b)正義の原則
   c)自律の原則
   d)誠実の原則
   e)忠誠の原則
  2.倫理原則の応用場面
   a)O病院とその周辺病院の状況
   b)ジレンマの具体的な場面
   c)倫理原則の間でのジレンマ
   d)ジレンマ解決のための行動
   e)A看護師の気づき

第3章 災害看護活動につながる基本的な知識
 A 専門職者間の連携と協働(インタープロフェッショナル・ワーク)
  1.インタープロフェッショナル・ワークとは
  2.IPWとチーム医療:類似と相違
  3.災害支援活動とIPW
  4.災害支援活動におけるIPWの実際
   a)多職種チームの構成
   b)多職種連携と協働の実際
  5.IPWを展開するための能力

 B ボランティア活動と協働
   a)ボランティアの概念
   b)災害時のボランティア活動
   c)ボランティアの種類(一般ボランティア,専門職ボランティア)
   d)災害ボランティアセンター
   e)被災地における看護職のボランティア活動
   f)ボランティア活動で留意すること
   g)ボランティアの受け入れ(受援)と協働

 C 災害情報と人々の避難行動
  1.災害情報とは
  2.避難に関する情報と避難行動
   a)避難行動への影響要素
  3.避難行動要支援者に対する避難支援
   a)避難行動要支援者とは
   b)地区防災計画の一環としての避難行動支援に関する平時の取り組み
   c)災害発生時における避難行動要支援者への対応

 D 知っておくべき災害関連法規
  1.災害関連法規
   a)災害対策基本法
   b)災害救助法
   c)被災者生活再建支援法
  2.法律からみるトリアージの問題
  3.法律からみる災害現場での応急処置

 E 災害と介護保険
   a)介護保険の弾力的運用
   b)新潟県中越地震における高齢者の緊急入所
   c)東日本大震災における高齢者の緊急入所
   d)災害における要介護高齢者保護の課題

 F 災害とパブリックヘルス
  1. パブリックヘルスとは
  2. 減災としてのパブリックヘルス
  3. パブリックヘルスにおける減災ケアの視点
   a)減災ケアに必要な「減災リテラシー」
   b)プライマリ・ヘルスケア
   c)安心・安全なコミュニティのための「ソーシャルキャピタル」

 G 健康・生活調査の意義と目的
  1.健康・生活調査の意義
  2.健康・生活調査の実際
  3.健康・生活調査の活用方法
  4.長期フォローアップの視点

第4章 災害サイクル別の看護活動
 A 急性期の看護
  1.被災地病院の災害発生時における看護の役割
   a)患者および職員の安全確保,情報収集
   b)避難・誘導
   c)救急外来など,多数傷病者の受け入れの初期対応
   d)トリアージ・各エリアの対応
   e)災害対策本部
   f)職員参集
   g)院外機関,マスメディアなど
   h)災害対策本部の解散の判断
  2.避難所における看護の役割
   a)避難所
   b)福祉避難所
   c)要配慮者トリアージを活用した居住場所の配置
   column 災害時のトイレにかかわる法律
  3.巡回診療における看護の役割
  4.現場救護所における看護の役割
   a)情報収集
   b)救護班の編成
   c)救護所の開設
   d)応急処置
   column 日本赤十字社の災害派遣医療チーム(DMAT)

 B 中長期の看護
  1.災害復興と看護
   a)復興とは
   b)被災者の考える生活再建
   c)復興期における看護の役割
  2.応急仮設住宅・在宅における生活者への支援
   a)在宅避難
   b)応急仮設住宅
   c)災害公営住宅

 C 静穏期における災害看護の取り組み
  1.防災・減災の考え方と災害看護からみる活動現場
   a)防災計画の位置づけと階層
   b)防災の基本3体制のめざすもの
  2.災害に備えた病院防災
   a)病院防災の考え方
   b)業務継続計画(BCP)の考え方に基づいた災害対策とマニュアル整備
   c)マニュアルの活かし方
  3.地域防災
   a)地域防災のために災害看護が取り組む視点
   b)学校防災における3つの視点
  4.自分および家族を災害から守るための備え
   a)自宅の備え
   b)安否の確認
   c)安全な避難行動
   d)近隣との協力
   column 看護と連携する地域防災活動

第5章 災害サイクルに共通した実践的な知識
 A 要配慮者への看護
  1.高齢者,障害者,乳幼児,妊産婦,外国人
   a)高齢者
   b)障害者
    ①身体障害者
    ②知的障害者・発達障害者
    ③精神障害者(在宅療養中)
   c)乳幼児(子ども)
   d)妊産婦
   e)外国人
  2.その他の特に配慮を要する者
   a)在宅酸素療法と在宅人工呼吸療法中の患者
   b)糖尿病患者
   c)透析患者
   d)ストーマ保有者(消化管系ストーマ,尿路系ストーマを造設している患者)
   e)褥瘡が発生している患者
   f)認知症患者

 B 災害時の保健活動(保健師の災害時保健活動)
  1.災害時の保健活動の内容
   a)発災後の被災地における保健師の役割
   b)時期別の支援内容
   c)鳥取県中部地震における保健師活動
  2.多職種連携・協働について

 C 避難所のアセスメント
   a)避難所ラピッドアセスメントシート
   b)避難所アセスメント体制
   c)誰が避難所に赴きアセスメントを実施するべきか

 D 連携について
  1.連携とは
  2.他職種連携による活動の促進
  3.外部支援者による連携のあり方
  4.地域の災害医療コーディネーターと看護職の連携

 E 国際救援活動と看護
  1.急性期の国際救援活動における看護の役割
   a)JDR医療チーム活動の概要と看護職の役割
  2.中長期の国際救援活動における看護の役割
   a)中長期に求められる災害看護の視点
   b)今後の課題と提案
   column 災害看護における情報通信技術の役割

第6章 被災者と支援者に対する「こころのケア」
 A 被災者の心理過程
  1.ストレスとは
  2.被災ストレスと心的外傷(トラウマ)
   a)心的外傷(トラウマ)とトラウマ反応
   b)喪失と悲嘆反応
   c)生活ストレス
  3.時系列からみる被災者心理の変化
  4.急性ストレス反応(ASR)と心的外傷後ストレス障害(PTSD)
   a)急性ストレス反応(ASR)
   b)心的外傷後ストレス障害(PTSD)

 B こころのトリアージとこころのケア活動
  1.こころのトリアージ分類
  2.こころのケア活動の実際
   a)活動を開始するにあたって
   b)こころのケア活動
  3.こころのケア活動における全般的注意事項

 C こころの専門家との連携
  1.専門家との連携について
   a)支援対象・支援ニーズ・支援の担い手(体制)
   b)専門家との連携を行う際のポイント
  2. 専門家へ紹介・相談する際の注意点

 D 遺族ケア
  1.悲嘆反応とは
  2.災害における遺族の心理
  3.DMORT(ディモート)とは
   a)日本DMORTの概要
   b)DMORTの役割と日本DMORTの活動
  4.災害遺族におけるグリーフケアのポイント
   a)受容・傾聴・共感
   b)死亡時の状況の説明
   c)抑圧された悲嘆への配慮
   d)相手のニーズを尊重
   column 喪失体験のある被災者へのかかわり

 E 支援者のストレスとストレスマネジメント
  1.支援者の立場と役割
  2.支援者のストレスとストレス反応
   a)支援者のストレス
   b)支援者のストレス反応
  3.支援者のストレスマネジメント
   column 支援者支援:地域の行政職員へのこころのケア

第7章 災害看護の発展に向けて(教育,理論,研究)
 A 災害看護分野の人材育成
  1.看護基礎教育における災害看護教育の現状と課題
   a)看護基礎教育における災害看護教育の現状
   b)社会や暮らしの変化と関連させて学ぶ災害看護の課題
   c)災害看護教育方法のあり方
   d)授業プログラムの具体例
  2.災害看護専門看護師制度の発足と今後の課題

 B 災害看護の理論と研究
  1.災害看護における看護理論
  2.時間論との出会い
  3.災害看護学の研究
  4.災害看護と活動理論

第8章 近年の注目すべき災害
 A 東日本大震災
  1.概要
   a)発生状況と特徴
   b)死者・行方不明者の状況
   c)外傷・負傷者などの状況
   d)避難所などの状況
  2.健康被害
   a)津波での疾病構造
   b)放射能汚染と被ばく
   c)放射能汚染・被ばく時の看護
  3.災害関連死
   a)特徴
   b)発症時期
   c)災害関連死を減らす上での留意点
  4.被災地における看護活動/支援の実際
   column 被災病院①―石巻赤十字病院の災害対応
   column 被災病院②―国立釜石病院の災害対応とその後の対策
   column 被災地病院の集中治療室(ICU)における初動対応の困難さ
   column 日本看護協会の災害支援ナースの活動
   column 福祉施設(知的障害者支援施設)への支援
   column 津波被害にあった孤立地域での在宅支援
   column 支援者の支援のための避難所における視察調査
   column 地域で生活する精神障害者の被災体験
   column 被ばくにおける心理とこころのケア―子どもへの影響を中心に―
   column 原発災害と母子へのこころのケア
   column 津波での喪失体験に対するこころのケアについて
   column 被災看護師の心理的葛藤
   column 復興期における訪問看護ステーションの看護師の思いを聴いて

 B 熊本地震
  1.概要
   a)地震と被害の概要
   b)震災の特徴
  2.健康被害
   a)車中泊によるエコノミークラス症候群
   b)熱中症
  3.災害関連死
   a)特徴
   b)発生場所
   c)肺塞栓症(エコノミークラス症候群)
  4.被災地における看護活動/支援の実際
   column 被災地病院の災害対応(初動対応・支援活動)
   column DMATから引き継いだ救護班での活動
   column 被災地における地元保健師との連携
   column 避難所における生活支援
   column 避難所での地元行政(役場職員)への支援
   column 在宅における生活支援
   column 避難所での高齢者(認知症)の服薬支援―救護所薬剤師との連携―
   column 被災地域の看護系大学の対応

 C 九州北部豪雨
  1.概要
   a)豪雨災害の発生状況
   b)人的被害の発生状況
   c)家屋,その他の被害の状況

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